ワーカーホーリックと呼ばれる日本人は、睡眠時間が短いという結果が国際調査によって報告されています。
勤勉であることが美徳とされている社会では、睡眠時間が短いことをポジティブに捉える傾向がありますが、健康のことを考えるとむしろネガティブなことです。
そもそも、人間の体になぜ睡眠が必要なのかというと、体の疲労や傷の修復や短期記憶を長期記憶にするための整理などを行うためです。
つまり、睡眠時間が足りなくなれば、疲労は残り記憶力も低下し、物事を判断する能力やアイデアをひねり出す能力がなくなります。

睡眠不足によって心身に影響が及べば、どのような問題が考えられるのでしょう。
例えば、勉強をするときには集中して取り組むことができないので、問題を問いたり暗記をすることが難しくなる可能性があります。
仕事についても作業効率が落ちますし、もし肉体労働や車の運転に従事していれば、事故を引き起こす原因になりかねません。
事故は運が悪ければ、深刻な後遺症が残ったり人命が失われるリスクもでてきます。
睡眠不足が原因でこれらの問題が起こってしまう可能性もあることから、睡眠が生活の質を左右する重要な要素であると言えるでしょう。

しかし、十分な睡眠を取りたくても、なかなか寝付けない人もいるでしょう。
寝付きが悪いと感じている人は、まずは事前の準備を整えてみましょう。
お風呂で体を温めたり、デジタルデバイスの使用を控えるなどの些細なことでも、実践することで寝付きが良くなるかもしれません。。